TCAについて

ごあいさつ

 

会長 島田 明

 

一般社団法人電気通信事業者協会は、電気通信事業者共通の課題への対処等を通じて、電気通信事業の健全な発達と国民の利便性向上に資することを目的に1987年に設立されました。

日本経済は、昨年、GDPが600兆円を超えるなど、回復基調にあるものの、人口減少・少子高齢化、昨今の世界経済の分断による不確実性の高まりなど様々な課題がある中で、持続的な成長を実現するためには、イノベーション促進・生産性の向上・産業競争力の強化、さらには地方の活性化が欠かせないものとなっております。

これらの実現に向けて、電気通信事業者には、Beyond5G等新たな技術の研究開発・実装によるネットワーク高度化・普及拡大に加え、AIの開発・活用によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の更なる促進等が期待されております。

他方、昨年の能登半島地震や全国各地における豪雨等を踏まえ、社会経済活動や国民生活に欠かすことのできない重要な情報通信インフラについて、より一層の災害対策強化に加え、障害対策、セキュリティ対策等の強化徹底が求められています。

このように、情報通信は、持続的な経済成長の牽引役として、また社会経済活動や国民生活を支えるインフラとして果たすべき役割が飛躍的に高まっています。

このような中、当協会は、情報通信産業の中核を担う電気通信事業者を会員とする団体として、その社会的責務を果たすため、情報通信ネットワークの安全性・信頼性の確保など電気通信事業の健全な発展、消費者支援、社会貢献等に資する取組みを実施し、国民の皆様の利便性向上を第一として、情報通信産業の一層の発展を目指し、本年度も会員一同切磋琢磨のうえ力を尽くして参ります。

また、2025年度からの新たな業務であるブロードバンドユニバーサルサービス支援業務をはじめ、法律に基づき総務大臣から指定を受けた基礎的電気通信役務支援機関及び電話リレーサービス支援機関としての業務を的確かつ円滑に実施して参ります。

2025年6月